一般的なUPSと可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」は何が違う?
2025.08.28 BCP・事業継続(法人向け) 停電対策 管理人
UPS比較・BCP
一般的なUPSと可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」は何が違う?
“止めるための電源”と“止めないための電源”。役割が違えば、投資対効果も使い方も変わります。 本稿では、一般的なUPSと可搬型大容量UPSの要点を、電源品質・運用・BCPの観点から整理します。
一般的なUPSが「保険」だとすれば、可搬型大容量UPS 「パーソナルエナジー・ポータブル」は 「売上と信頼を生む設備投資」。面で守り、止めずに稼ぐ設計へ。
概要と結論:違いは「面・品質・運用・効果」
一般的なUPS(=保険)
- 目的:個々の機器を短時間守る(安全停止・瞬低回避)
- 範囲:点(サーバー、PC、単体機器)
- 運用:分散配置/電池交換サイクルの管理負担
- 効果:損失の最小化
可搬型大容量UPS(=設備投資)
- 目的:面で守り、業務を止めない
- 品質:常時インバーター(無瞬停)×純正弦波 × パワーシェア
- 運用:可搬・ホットスワップ・イベント/臨時電源に展開
- 効果:機会損失の回避+追加売上の創出
一般的なUPSの仕組みと限界
仕組みの要点
- ラインインタラクティブ/スタンバイ方式が主流(平時は商用電源、異常時に切替)
- 短時間バックアップが前提(容量は数分〜十数分が目安)
- 対象は個々の装置(サーバー、PC、ネットワーク機器など)
よくある課題
- 設備全体を守れず、“点在”UPS管理が負担(バッテリー交換/台数分の点検)
- 瞬低・ノイズの平時の品質改善は限定的
- 災害・イベント時の臨時電源としては運用しづらい
パーソナルエナジー・ポータブルの特長
常時インバーター(無瞬停)×純正弦波
平時からインバーター給電で電圧・周波数・ノイズを整え、瞬停時も“無瞬断”。医療/研究/製造/トレード席などに最適。
面で守る可搬大容量
ルーム単位・島(セル)単位をまとめてバックアップ。可搬ゆえに院内・オフィス・現場・イベントへ横断展開。
パワーシェアリング&ホットスワップ
15A配分の最適化と電池のホットスワップにより、運用中断を最小化し、長時間継続を実現。
“攻めの電源”としての活用
臨時売場・ポップアップ・セミナー・検診車など、新規獲得の現場に純正弦波の安定電源を即時持ち込み。
製品の詳細・導入事例は 可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」 をご覧ください。
業種別ユースケース
DX/IT・オフィス
- ネットワーク・決済・会議を維持=来客・商談の機会損失をゼロへ
- ポップアップ配信やウェビナーの電源品質を担保
クリニック/在宅医療
- 電子カルテ・画像機器・検査機器・冷蔵/冷凍(薬剤・検体)を無瞬停で保護
- 「止めない体制」をPR資産化し、信頼と自費率向上に寄与
製造
- 工程島単位での再立ち上げロスと不良率を抑制
- 測定・検査のデータ破損を予防し、歩留まりを維持
証券トレーディング
- 席の再起動待ちを無くし、エントリー機会の喪失を回避
- ノイズ低減で端末安定度・レイテンシの再現性に好影響
ROIの考え方:保険から「稼ぐ電源」へ
一般UPS=損失の最小化(保険)
短時間・点での保護。TCOは台数比例で増大、分散管理が課題になりがち。
PEP=機会損失回避+追加売上(設備投資)
面で保護し、営業を継続。さらに臨時売場・実演・検診等で母数拡大の起点に。
ROI ≒(回避損失 + 追加売上 + モビリティ活用価値) − 導入費用
例:計画停電2h×年3回×粗利2万円/h=回避粗利12万円/年。ポップアップ粗利5万円×2回=10万円。合計22万円/年(試算)。
導入の目安:必要容量・時間・品質
1)守る範囲(面)を定義
島/ルーム単位で必要機器のW数合計と同時使用率を把握。
2)必要時間(バックアップ目標)
「無瞬停で中断なく継続」か「安全に一定時間稼働」かで容量を決定。ホットスワップ可否も確認。
3)品質要件
医療・研究・トレードは常時インバーター×純正弦波が前提。ノイズ耐性・突入電流も設計に反映。
FAQ
Q. 既存の小型UPSはそのまま使えますか?
Q. イベントや臨時売場でも使えますか?
Q. 医療やトレーディング席など高品質を要する用途でも大丈夫?
“保険”から“利益を生む電源”へ
一般的なUPSは点を守る保険、可搬型大容量UPSは面で止めない設備投資。 停止ゼロ設計で機会損失を断ち、臨時展開で新しい売上の母数を作りましょう。
仕様未確定でも構いません。現状ヒアリングから最短ルートでご提案します。