東京都「社会福祉施設等への非常用電源等の整備促進事業」

2025.09.03 医療・福祉 NEWS&TOPICS 停電対策・BCP 管理人

東京都の社会福祉施設向け補助金。可搬型大容量UPS『パーソナルエナジー・ポータブル』が対象。補助3/4・対象最大500万円の案内。

社会福祉施設向け|東京都 補助金活用ガイド

東京都「社会福祉施設等への非常用電源等の整備促進事業」
可搬型大容量UPS『パーソナルエナジー・ポータブル』で“止めない福祉”を

東京都の社会福祉施設等を対象とした補助金(実施主体:東京都、実施・申請は各施設さま)で、 非常用電源として可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」を特別セットアップした HPPHBB4.0-CVCFが導入候補になります。
本記事では、補助率・補助額・申請期間を整理しつつ、製品の要点を福祉現場の業務フロー目線で解説します。

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制度の詳細・最新情報は東京都の公式案内や募集要項をご確認ください( EPSサポートサイト)。

目的――停電・瞬停でも、ケア・療育・地域生活を止めない

社会福祉施設のBCPでは、「人の命・生活の継続」が第一義です。地震・台風・雷雨による停電や瞬時電圧低下(瞬停)が 発生すると、吸引・酸素濃縮・人口呼吸器・昇降機(段差解消機)・冷凍冷蔵庫・情報端末・ネットワークなど、 生活・介護・連絡の要が一斉にリスクにさらされます。
しかし、固定式の非常用発電機だけでは起動時間・燃料・排気・点検の制約があり、また 一般的な小型ポータブル電源や「待機形UPS」だけでは波形や容量、継続運転の面で 医療・福祉の実務要件に届かないことが少なくありません。

そこで東京都は、社会福祉施設等への非常用電源等の整備に補助を行い、災害時の受け入れ・避難生活の継続を促進しています。 当社では、波形品質と可搬性を両立した可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」福祉現場向けにCVCF(定電圧・定周波)仕様でセットアップした HPPHBB4.0-CVCFとしてご提案可能です。 本構成は福祉用具情報システム(TAIS)にも正式登録されており、制度適合の確認・見積り作成まで伴走いたします。

要点:税別4,950,000円の構成に対し補助率3/4
補助額3,712,500円(税抜ベース想定)/自己負担1,237,500円+消費税等が初期目安です。※募集要項の経費区分・対象範囲に従います。

制度のポイント(東京都|社会福祉施設等への非常用電源等の整備促進事業)

補助率

  • 対象経費の3/4(原則:税抜額ベース)。
  • 対象外経費(例:一部の電気工事、保守契約、輸送・設置に伴う臨時対応 等)は募集要項の規定に依拠。

補助額(モデル構成での概算)

HPPHBB4.0-CVCF(税別 4,950,000円)を基準に試算すると、
補助額:3,712,500円(= 4,950,000 × 3/4)/施設負担:1,237,500円+消費税(および対象外経費)となります。
※最終額はお見積・申請内容・交付決定時の査定により確定します。

申請期間・スケジュール

  • 第二回交付申請:受付中/締切 10/10(公式案内をご確認ください:EPSサポートサイト)。
  • 一般的な流れ:事前相談 → 現地確認 → 概算見積 → 申請書作成・提出 → 交付決定 → 調達・設置 → 実績報告 → 交付
  • 納期は在庫・構成により変動。並行して設置計画(電源系統・搬入動線・保管場所)を先行検討するとスムーズです。

対象機器・経費の考え方

本事業の「非常用電源設備」において、可搬型大容量UPS(CVCF仕様)は、停電・瞬停・電圧変動に強い、クリーンな正弦波の連続給電を可能にします。 TAISに正式登録された構成(HPPHBB4.0-CVCF)であれば、制度の適合性確認が取りやすいのが利点です。
なお、配線・分電盤・コンセント追加などの付帯工事が必要なケースでは、対象経費に含められるもの/含められないものがあります。 当社では、募集要項の範囲内で見積内訳を整理し、申請書類への反映をサポートします。

HPPHBB4.0-CVCF(パーソナルエナジー・ポータブル)とは

1) CVCF(定電圧・定周波)の常時インバーター給電

医療・福祉機器や情報機器に重要な電源品質(波形・周波数・電圧)を、常時インバーターで安定供給します。 瞬停・電圧降下・周波数乱れが発生しても、出力側はクリーンな正弦波を保ち続け、機器の再起動・誤動作・ログ消失を抑えます。

2) 可搬型で“現場を選ばない”――避難所・仮設・多目的室にも

キャスター付き筐体で施設内移動や臨時会場への展開が容易。固定式発電機のように排気・騒音・燃料などの制約が少なく、 屋内運用に適します。
平時は介護フロアの電源品質向上、災害時は受け入れスペースへ即搬入―― 「1台で複数業務に活用できる」のが可搬型の大きな価値です。

3) kWh級の実用容量+電源冗長化オプション

「何時間持つのか」は負荷により異なりますが、kWh級の実用容量長時間の連続運転に対応。 バッテリーバンクの拡張やパワーサポートにより、運用シナリオ(夜間・搬送時・受入ピーク)に合わせた設計が可能です。

4) ホットスワップ/パワーシェア等、福祉現場の運用に寄り添う仕組み

負荷の段階投入・優先順位付け・予防的切替など、運用時の作業負担を減らす機能を備えます。 設置後はチェックリスト・訓練プランも提供し、「誰でも・同じ手順で」立ち上げられる体制づくりを支援します。

5) TAIS登録製品(正式登録)

HPPHBB4.0-CVCFは、福祉用具情報システム(TAIS)に登録済みです。 制度上の適合性確認が取りやすく、申請書類の作成・根拠付けが円滑になります。
参考:TAIS掲載ページ(外部)
福祉用具情報システム(TAIS)掲載情報を見る

福祉現場での“効きどころ”――導入メリット

ケアと生活の「連続性」を守る

  • 医療的ケア(吸引・在宅酸素・人工呼吸器・NPPV)の停止・瞬断を抑制。
  • 冷蔵・冷凍(医薬品・ミール・備蓄食品)や情報連絡(Wi-Fi・ナースコール・PC)を継続。
  • 夜間・休日・台風接近時も迅速に立ち上げ避難所開設や受け入れに遅れない。

訓練で“本番の速さ”を作る

箱から出して何分で負荷が上がるか――この起動シークエンスを短縮・標準化することで、 当直・休日の少人数体制でも安定運用が可能になります。
当社では施設ごとの配線図・行動手順・チェックリスト化までワンセットで支援します。

日常の「品質改善」としても価値がある

瞬停や電圧変動に敏感なICT機器・測定器・制御機器の安定性が向上し、誤動作・再起動による業務中断を抑えます。 つまり、非常時対策でありながら日常の生産性向上投資にもなり得ます。

申請の進め方(第二回:~10/10 締切)

  1. 初回相談(無料):現状の課題・対象業務・必要時間(kWh目安)を30–60分で整理。
  2. 現地確認:負荷の場所・系統・搬入動線・保管スペース・換気/騒音の配慮点を確認。
  3. 構成設計&概算見積:HPPHBB4.0-CVCFを軸に、分岐・延長・充電計画を含めプラン化。
  4. 申請書作成サポート:対象経費の区分整理、根拠資料(仕様書・TAIS登録情報)添付。
  5. 交付決定後の調達・設置:設置・試運転・取扱説明・訓練(初回)まで伴走。
  6. 実績報告:検収書・写真・運用体制の整備状況を取りまとめ、報告支援。

※ 具体の書式・根拠資料は募集要項に従います。最新情報は EPSサポートサイトをご参照ください。

よくある誤解と対策

「小型ポータブル電源でも代用できる?」

一般的な小型機は波形品質(CVCF)・出力容量・連続運転・安全保護・保守性の面で、福祉現場の要件に届かないことが多いです。 HPPHBB4.0-CVCFは常時インバーターの正弦波で医療・ICTに適合し、kWh級の容量可搬性・保守性を両立しています。

「発電機があれば不要?」

発電機は燃料・排気・騒音・設置スペース・法令点検などの制約があり、屋内の医療的ケアや夜間対応には不向きな場面があります。 併用する場合も、立ち上がりの瞬停や電圧変動を吸収する“クリーン側”の電源としてCVCF-UPSを用いるのが推奨です。

「何時間動かせる?」

連続時間は負荷(W)×必要時間で決まります。例えば合計500Wを想定するなら、 4kWhクラスで理論上は約8時間相当ですが、安全率(20–30%)・起動電力・ピーク負荷を考慮します。 当社は運用シナリオに合わせたkWh設計を行い、「足りない」「余り過ぎ」を避けます。

東京都の補助金で、
“止めない福祉”の電源を整えましょう。

HPPHBB4.0-CVCF(TAIS登録)を前提に、対象経費の整理・構成設計・申請サポートまで伴走します。
製品の詳しい仕様は『パーソナルエナジー・ポータブル』製品ページもご覧ください。

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