トークライブ書き起こしvol.10 Q&A①

2018.06.07 ライブ書き起こし 管理人

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(優)・・田中優氏 (粟)・・粟田隆央氏 (髙)・・Re 髙橋

 

(髙)ここからは、皆さんからのご質問を受け付けてですね、なんでも結構です。今までは2時間ちょっと、非常に耳障りの良いお話しをしていただいたんですが、「本当のところ知りたいんだ」みたいな質問をぜひしていただきたいです。
でも、挙手ですとなかなか皆さんお手を挙げられないと思いますので、先に、私が事前にHPの方でいただいた質問をお二人にぶつけてみたいと思います。

 

(髙)Q.4月からの電力自由化で原発に頼らない電気を使いたいと思っています。私の所属する団体でも当然脱原発にしようと呼びかけていますが、実際にはどうやって何を基準に選んだら良いのか、どこで調べたら良いのか、色々知ることができるのか全くわからないので、考える基準や何かアドバイスが頂けたら。

(粟)当社のホームページからも、優さんがたまに講演で私の話をして頂いているようで、何かそういう問い合わせがある時、あ、優さんどこかの講演で話をしたなっていうのがすぐわかる時があるんですけど、「原発の電気を使いたくないんだけど」という話は結構お問合せ頂きます。
会社としての公式コメントは、「北欧に引っ越しましょう」とお答えしています。日本にいる限り、無理です。一番現実的な話だと、節電の限りを尽くしましょうと言うしかなくて、電気を使わないというかできるだけ使わないことが原発の電気を使わないことであって、「電力会社を変えたからそうなるわけではないですよ」ということをお答えしています。

(優)あともう一つのオフグリッドは?

(粟)そうですね、オフグリッドか、節電の限りを尽くすか、北欧に引っ越しましょうっていう3点セットでお答えしています。

(優)何と3つも選択肢があるなんて・・

(粟)ラッキーですね(笑)

 

(髙)Q.将来一軒家を購入し、パーソナルエナジーを導入したいと考えています。おすすめの風力発電の装置がありましたら教えて下さい。

(粟)風力発電は昨年の橋の下世界音楽祭でも動いたんですけど、それはそれはひどいもので、風任せって言うじゃないですか。日本は風がほとんど吹きません。何で風が吹くかというと海の仕事をしていたらわかるんですけど、海面が温められて夜冷えるから温度差で風が吹くわけで温度差のあるところじゃないと風は吹かないです。なので日本国内で風が吹くところは限られていまして、おすすめの風力発電というかおすすめの地域で風力発電はできますけど、風力発電ができるということはどういうことかってたぶんご存知ないと思うんですよ。めっちゃ過酷な環境ですよ。
風車って、どこのメーカーでもそうなんですけど風力発電と言うのはブレードの中にモーターが入っているんですけど、そのモーターの起動電力というか最低の風の強さと言うのは風速5m要るんですよ。風速5mって結構立ってるのも大変なんですけど、その立っているのも大変なところで電気起こして暮らせるのかというそもそものその疑問が私にはあります。

(優)風車の発電量の計算式は、風速の三乗、直径の二乗という計算になるんですね。おかげでものすごく風が強いところにものすごくデカイものを建てないと効率が悪いんですよ。小さな風車は、実は永遠に作るときのエネルギーを取り戻しません。だからあれは無駄です。かえって資源を浪費します。だから小さな風車は、つけないのが正解ですね。

(粟)辞めた方がいいですね、本当ね。

(優)それで言うんだったらやっぱり水車がいいよね。

(粟)うん

(優)水車は何と言っても、風の密度と水の密度は800倍違うんですよ。おかげで800分の1のサイズで同じだけ発電するんです。だから日本の場合標高差が大きくて雨が多いんだから、まあ水利権の問題というやっかいなやつがあるけれども、そこが上手くクリアできるんであれば水車をつけるのが良いですね。
今日たまたま来られているけども、うず発電という水車の仕組みを作った、まあヨーロッパでは作られた仕組みを輸入している会社があって、何とこれまでは水車ってダムを造って発電するしかないみたいな、生き物を苦しめる仕組みにしかならなかったんだけど、うず発電はそれでうずを作ってそこで発電しちゃおうというものなので、そのうず発電の真ん中に魚が集まって住むんですよね。そんなことが出来てしまう水車があるのを知って、これは面白いなと思ってFacebookなんかで紹介したんだけど、そんな形のものを使ってその電気で自給できるとね。

(粟)今一番欲しいのが水力発電所が欲しくて、行政がバブルの時にダムをいっぱい造ったでしょ。遊んでいるダムが山ほどあって、壊すのもったいないので売ってくれないかなと。そこで発電しちゃおうかなと今本当に思っていまして。
そうすると元々ね、さっき本編で言っていたんですけど、沖縄電力外すと9個電力会社があるんですけど、何で9個あるか?っていうのが、1河川一社方式と言って一級河川でダムが9つあったんですよ、たまたま。それでエリアを分けて1河川一社方式、一番の電源が水力発電だったんですよね。

(優)そうです。しょっぱなはね。

(粟)その水力発電を持っている会社が電力会社のスタートだったんだけど、それが何か悪い方に行っちゃって、1河川一社だから、じゃあ東電が原発持ったらオレも持つよ、みたいなことになって9つの電力会社は原発なんか要らなかったんですよ。日本国内はたぶん3基くらいで全部賄えるんで、3基で良かったのに今何基あるんですっけ?

(優)今54基、内4基が廃止になったから50ですね。

(粟)だからオレもオレもで作っちゃってこうなっちゃったって、誰も止めれなかったっていうのが現状ですよね。

(優)うん、それでその例で言うと木曽川っていうのはあれ関西電力と中部電力と交互にダムを置いていますよね。木曽川は昔木材を流していた木曽のなかのりさんと言っていたけど、今水がくるぶしまでしかつからないもんね。あれ全部残りはダムからダムへ流れる送水管の中を通っているんですよ。だから昔は水って斜めに流れることができたんだけど、今はダムでたまってどんと落ちてダムでたまってどんと落ちて、という形になって途中の斜めに流れる水は見ることができない、という状態になっちゃったわけですね。

(粟)そうですね、それでもっと言うと、今から少子高齢化でしょ?年寄って、すっげー電気を使うんですよ。ほんと電気使うんですよ、意味不明に。

(優)意味不明なのね(笑)

(粟)そう、子どもの方が電気を使わなくて年寄りにいけばいくほど電気を使うんですよ。ということは、一般家庭は電量消費がどんどん増えます。ただ全体の使用量で見ると一般家庭の消費量なんて微々たるものなので何ら影響はないんだけど、電気代は上がるので、結構今から家計は苦しくなると思いますよ。

(優)この間に建てちゃった家は断熱ボロボロだし。

(粟)大変ですよ。

(優)そんなところに住んじゃった人たちは生きていくのが大変だからエネルギーが必要になっちゃうよね。

(粟)うん、なると思いますね。

(優)ちゃちな家を建てて、しかも家ってさ日本の木材で面白いのは針葉樹って、切り倒した時点から200年間強度が上がっていくんですよ。そこから切り倒した時点のところの強度に落ちるのに1300年かかる。だから実は日本の木材は1500年使えるんです。ところがそれをわざわざ今だと30年くらいでぶち壊すような家しか作ってこなかったから、それでみんなが貧しくなっちゃっているんだよね。

(粟)それもそうだし、フラット35とか、35年ローンとかあるじゃないですか。3000万円借りたら6000万円くらい返すわけでしょ?だから6000万円を10万円で割ると600になると思うんですけど、600を年数で12で割ると何年住めるの?っていう50年くらい住めません?
うち奥さんとぼくカネ遣いが荒いものですから、家とかも買うんですけど、でもローンはしていないんですね。どっちが得か損かってぼくは賃貸が良いと思うんですよ。家なんて買うものじゃねぇって。まあ建てておいて言うことじゃないと思うんですけど。実験だから、住まないのでいいんですけど。とは言いながらこの間海を買いまして。海を買って今度は山を買ったんですよ。

(優)本当に!?(笑)

(粟)これちょっと壮大な計画があってですね。鳥取県の土地を買ったんですよ。1000坪くらい。たまたま横のおじさんが前も売っているから前も買えと。安いからと言われて「わかりました」って砂浜っていうあの、地名が砂浜なんですよ。そんな土地あるのかみたいな(笑)
買って思ったのが、私が持っている限りここは開発ないじゃないですか、面白いなと思って。みんなでだからそういうのをやっちゃえば友達も今度隣買うとか言って買ったんですよ。ここから500mくらい我々の土地だからこの砂浜はプライベートビーチなんですけど、誰も悪いことしないじゃないですか。そんな全然値段しないのに。

(優)何かブラックジャック先生みたいだね。あちこちの土地を買って自然を残しちゃおうみたいな。

(粟)ほんとそうなった方が面白いと思うんですよ。それで今度山を買ったんですよ。山は東京ドーム何個分とかいうよくわからん・・それでこんな値段かみたいな。やっぱり鳥取の山は安いんですよ。

(優)安いんですよね。ひと山100万円とか言われているレベルだもんね。

(粟)だから、住宅ローンを組むなら、海買って山買った方が面白いですよ。で、賃貸で暮らす。

(優)いやでも賃貸はずーっと払い続けなくちゃいけなくって、収入がなくなった時辛いじゃないですか。

(粟)いや、それはもう場所によりけりだと思うんですよ。50年でいくらキャッシュアウトするかと考えたときに、持っていれば今それを切り崩していくわけであって。

(優)いやぼくの家の場合は、家のローンを組んで今の家を建てようと思って銀行に相談したらあんた自営じゃないかということでローンを断られちゃったんですよ。ローンを断られてどうしようとなってキャッシュで買ったんですけどね。おかげでさ本当に今キャッシュが厳しくて。だけどすごくラッキーなのは支出が少なくてすむので、まぁ少し経てば元に戻れるかなと。

 

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