【糸島市の火災は他人事ではない】ポータブル電源、まだリチウム?
2025.08.11 固体電池・次世代電池 ポータブル電源(技術・安全) バッテリー安全・防災 管理人
2025年7月29日、福岡県糸島市の加布里コミュニティセンターの建物が焼けた火事で、火元は会議室で充電していたリチウムイオン電池の災害用電源だったことがわかりました。私たちの日常に潜む危険性を改めて浮き彫りにする大変痛ましい火災事故です。
(外部)火元は24時間充電中の災害用電源と断定 ─ 糸島市のコミュニティセンター火事
ポータブル電源 発火は、もはや他人事ではありません。まず、深夜や留守中の発火は避難も通報も遅れがちです。次に、住宅密集地では延焼が一気に広がります。だからこそ、仕組みを理解し、今日から行動を変える必要があります。
幸いにも人的被害は免れました。しかし、もしこれが深夜の住宅密集地であったら。もし火の回りが早い場所であったら──背筋が凍ります。
近年はキャンプや車中泊、防災意識の高まりで「ポータブル電源」が一般化しました。一方で、その多くが採用する「リチウムイオン電池」は高温に弱い事実が見過ごされがちです。つまり、夏場の車内や室内高温は、見えない火種になり得ます。
思い込みの落とし穴
「有名メーカーだから安全」「PSEマークがあるから大丈夫」。しかし、その思い込みが火災の引き金になる場合があります。まずはリスクを直視し、運用と選び方を見直しましょう。
この記事は、単なる製品紹介ではありません。糸島市の火災のような悲劇を二度と繰り返さないための緊急警告です。そして、その悪夢から離脱するための解決策を提示します。どうか、他人事ではなく自分事としてお読みください。
なぜ車が燃えたのか?「熱暴走」と発火のメカニズム
40℃が引き金。悪夢の連鎖「熱暴走」
リチウムイオン電池は、化学反応で電気をためる精密な部品です。まず、熱に極端に弱いという性質があります。NITEの資料でも、周囲40℃超で劣化が進行し、45℃前後が安全上限とされます。
熱が熱を呼ぶ連鎖
1. 内部部材の分解:高温で部材が分解し、可燃性ガスが発生します。
2. 圧力と温度の上昇:ガスで内圧が上がり、温度も上昇します。
3. セパレーター破壊:極板を隔てる薄膜が破れます。
4. 内部ショート→熱暴走:短絡で一気に発熱し、誰にも止められない暴走状態へ。
止められない「発火」までの道筋
熱暴走が始まると、白煙→発火→破裂へ進みます。つまり、外部から消火しても内部反応は続きます。したがって、予防こそ最大の防御です。
日常の危険:車内高温で発火リスク
「気温45℃なんて滅多にない」。一方で、車内は別世界です。JAFのテストでは外気35℃で車内は1時間で50℃超、ダッシュボードは79℃に達します。結果として、夏の車内は発火条件を満たしやすい空間になります。
車内温度の現実
締め切り、直射日光、黒い内装。これらが重なるだけで温度は急上昇します。なお、短時間の駐車でも上昇は速い傾向です。
ありがちなシーン
・キャンプ場への移動中
・サービスエリアでの短い休憩
・買い物の数十分
・自宅の駐車場での放置
いずれも、ポータブル電源 発火のトリガーになり得ます。だから、車内放置は避けましょう。
専門機関の警告:増えるポータブル電源火災
NITEや消防庁には、モバイルバッテリーやポータブル電源に関する事故が増加傾向で報告されています。特に夏季は要注意です。まず、高温になる場所に置かない。次に、直射日光や布団など熱がこもる場所で充電しない。さらに、充電完了後は速やかに抜く。異常を感じたら使用を止める。これらは最低限の自衛策です。
しかし、可燃性の液体電解質を使う限り、構造的にリスクは残ります。したがって、選択肢自体を見直す価値があります。
その危険、終わらせよう:次世代『固体電池ポータブル電源YOSHINO』
安全性の次元が違う:固体電池で発火リスクを断つ
最大の違いは電解質が固体で不燃という点です。従来型は可燃性の液体が内部にあります。一方で、YOSHINOは固体。つまり、熱暴走の連鎖が起きにくい設計です。
液体と固体、決定的な差
従来型:液体電解質は燃えやすく、ダメージ時に反応が進みます。
固体電池:不燃の固体が反応を抑えます。結果として、発煙・発火に至りにくい。
過酷試験の結果
釘刺し試験:内部短絡を起こしても発煙すらしない結果が報告されています。
切断試験:大きな物理衝撃でも安定を維持。つまり、万一の事故時にも安全側で振る舞います。
糸島の悲劇を繰り返さない:耐熱・耐寒の優位
YOSHINOは保管温度が最高60℃、動作は最低-18℃まで対応します。夏の車内や冬の野外でも扱いやすい範囲です。そのうえで、日常の管理も簡便になります。
【性能比較】なぜYOSHINOか
安全だけではありません。寿命、充電速度、パススルーやEPSなどの利便性も優れます。したがって、防災と日常の両立がしやすくなります。
正規販売店としての約束
私たちは、用途を丁寧に伺い、最適な一台を提案します。保証やサポートも任せてください。結果として、購入後の不安を最小化できます。
最終章:選択が未来を守る
もう、容量や価格だけでは選べません。まず、「そのバッテリーは命を守れるか」を基準にしましょう。次に、運用を見直し、発火リスクを減らす行動を徹底します。そして、固体電池という選択肢を検討してください。
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