物流の停電対策|解けない・止まらない・切らさない。電源から物流を守り、待つ人たちの笑顔を予定通りに。

2025.09.17 運輸 物流 停電対策・BCP 管理人

物流 停電対策|解けない・止まらない・切らさない。電源から物流を守り、待つ人たちの笑顔を予定通りに。

物流の停電対策|解けない・止まらない・切らさない。電源から物流を守り、待つ人たちの笑顔を予定通りに。

誕生日ケーキが誕生日に、薬が必要な日に、部品が止まらずに届く。
そんな当たり前のように感じる「予定通り」は、実は電源の一瞬の乱れで崩れます。
株式会社Reは、可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」(CVCF搭載)を中核にした止めない電源設計で、
一瞬の停電(ミリ秒)から長時間の停電まで、希望が届く物流現場を静かに支えます。

可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」の詳細はこちら:製品ページを見る

お届け先が喜ぶのは「予定通りに届いた時」。
一瞬の停電や電圧・周波数のブレで止まれば、笑顔や安心は遅れてしまいます。
物流会社の責任は、希望を届け続けること。私たちはその裏側を電源品質で守ります。

電源トラブルが引き起こすこと(現場の実害)

WMS・ネットワークの停止

WMS/TMS、ハンディ端末、無線AP、スイッチ類の一瞬の停止で即オペレーションの中断。データ不整合や再投入の人件費が発生します。端末の再ログインや棚卸しやり直しは、現場の集中を奪い、出荷締切に跳ね返ります。

自動化設備の復帰遅延

AS/RS・コンベヤ・ソーター・AGV/AMRは再初期化・隊列再編に時間。一瞬の停電(ミリ秒)でも影響。復旧は「立上げ→同期→試走→本復帰」の順を要し、復旧のたびに人と時間が失われます。

コールドチェーンの温度逸脱

冷凍/冷蔵の逸脱は廃棄・賠償に直結。短時間でもドア開閉や解凍で品質影響が残り、温度ロガーの記録は顧客や監査対応にも跳ね返ります。

他にも、フォークリフト充電の遅延、照明の安全性、出荷締切の延滞ペナルティなど。止まった時間以上に、復旧の再編成コストが効きます。受け取り手の「予定通り」を守るために、現場は止めない設計が要です。

発電機だけで足りない理由――“ミリ秒の穴”

発電機は長時間の停電に強い一方、起動までのタイムラグ電圧・周波数のブレがあります。WMSやネットワーク、自動化設備はこうしたブレに弱く、一瞬の停電(ミリ秒)でも止まることがあります。
だからこそ、CVCF(電圧と周波数を一定に保つしくみ)をもつ可搬型UPSで、先に「止めない」をつくります。

※まずは現場が過剰な負担なく自己完結(自己復帰)できることを優先します。

「止めない」ための3つの守りかた(ミリ秒/数時間/長時間)

① ミリ秒:電源のブレを吸収(CVCF一体型UPS)

  • 対象:WMSサーバ/端末、NW機器、制御盤、センサ群、AGV基地局など。
  • 手段:CVCF搭載の可搬型UPSで一瞬の停電とブレを吸収。再初期化を防ぎます。
  • 特長:可搬・キャスター付きで、優先機器へ素早く差し替え可能。

② 数時間:優先度で守る(系統分離×容量設計)

  • 対象:冷凍/冷蔵、照明、情報系の継続稼働。
  • 手段:負荷の優先度分離で必須系統から守る。容量は必須負荷(W)×希望時間(h)×安全率で試算。
  • 評価:再配達・再検品の削減など費用対効果で判断。

③ 長時間:ハイブリッドで粘る(太陽光・蓄電池・発電機)

  • 対象:大規模DC・共同配送拠点・薬品倉庫など。
  • 手段:太陽光・蓄電池・非常用発電機をハイブリッド。燃料・騒音・排気の制約は運用で補完

監視より「まず止めない」こと。現場の優先順位

通知が来てから動くより、そもそも止まらない設計を推奨しています。可搬型大容量UPS(CVCF搭載)と自動切替、負荷の優先度分離で、現場は人の手を待つ必要がありません。監視はトレンド把握や予防交換のための“補助輪”。まずは自己完結を仕上げます。

  • 自動で吸収・切替(人手ゼロ)
  • クラウドに依存しないローカル完結
  • 再起動順シーケンス負荷優先度で段階維持
  • 温度逸脱ゼロのためのゾーン分離と独立ロガー

代表シナリオ別の設計モデル

① WMS/ネットワークを落とさない

ルータ・L3SW・PoEスイッチ・AP・WMS端末系を1系統にまとめてCVCF一体UPSへ。これだけで「現場が止まる」最大要因を先に潰せます。必要に応じて衛星回線などのデュアルWANで通信も冗長化。

② 自動倉庫・搬送ラインの段階維持

全系統を守るのではなく、“止めてはいけない区間”を優先。ソーターの心臓部やPLC、重要センサをCVCF化し、ライン再起動の再編成時間を最小化。

③ 冷凍・冷蔵の温度逸脱回避

温度ゾーン別の優先度(-25℃、-5~0℃、2~8℃)で系統分離。UPS+蓄電でドア開閉管理を徹底し、逸脱カーブを緩やかに。温度ロガーはバッテリー内蔵の独立型を選定。

④ フォークリフト充電の“谷”を作らない

充電器は負荷平準化。停電時は重要系統を優先し、残量閾値で運用切替。ピーク時は人員/動線も再編して回す“運用で補完”をセット設計。

成果の測り方(受け取り手の体験に直結するKPI)

  • お届け予定どおり率(納期維持率/再配達削減)
  • 温度逸脱ゼロ日数(冷凍・冷蔵の“守れた”日数)
  • WMS/NW無停止時間(復旧にかかる再編成コストの削減)
  • クレーム・返品の抑制(失望の削減=ブランドの信頼)

これら“体験KPI”で投資の費用対効果を見える化。最小の追加電力で最大の「予定通り」を守ります。再配達・再検品に費やされる時間は、現場にとって見えにくい損失です。守れた価値を定量化して、設備投資の納得感を高めましょう。

3つの「予定どおり」ストーリー

#01 誕生日ケーキが誕生日に届く

一瞬の停電で冷凍庫が止まれば、ケーキは予定どおりに届きません。CVCF搭載UPSで“解けない・止まらない”。笑顔は予定どおりに。

#02 必要な薬が切れない

医薬のコールドチェーンは数分の温度逸脱も許されません。系統を分け、優先順位をつけて守ることで「切らさない」を日常に。

#03 生産ラインが詰まらない

部品の遅延は工場全体の停止に直結。通信・WMS・要所の動力を先に守る“段階導入”で、止まる連鎖を断ち切ります。

導入・関連事例

物流 停電対策 事例:24時間受発注を止めない可搬式長時間バックアップ電源(業務用パン製造)

導入事例:業務用パン製造

24時間の受発注と製造を止めないため、可搬式の長時間バックアップ電源を導入。受注システムと製造ラインの双方を守る設計で、計画停止や瞬間的な電源のブレにも強い体制を整えました。

物流 停電対策 事例:地下街の計画停電・復電対策に長時間バックアップ電源(エスカ)

関連事例:地下街エスカ

計画停電や復電時の乱れに対応するため、長時間バックアップ電源を設置。安全性と稼働継続を両立し、テナントや利用者の「予定どおり」を支えています。

導入までのステップ

  1. 現地調査(無料5分ヒアリング→現地):負荷一覧、系統、復旧フローを可視化。
  2. 一次設計:優先度マップ、系統分離案、容量試算、レイアウト。
  3. 段階導入(小さく試す):重要系統から開始し、実運用で検証。
  4. 本実装・教育:手順書・訓練・点検計画までセットで。

可搬型大容量UPS「パーソナルエナジー・ポータブル」定格3kW/100V・1.6kWhは、メーカー希望小売価格:230万円(税別)。用途・規模に応じて組合せと台数を最適化します。

参考リンク

※上記は一般的な参考リンクです。個別の技術仕様・制度は最新情報をご確認ください。

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