切替0.1ms以内UPS×可搬型CVCF 公共仕様に適合する“止めない”電源

2025.09.30 製造・物流向け 医療向け 瞬停対策・BCP 管理人

可搬型大容量UPS×CVCF「パーソナルエナジー・ポータブル」|公共仕様準拠・UPS切替0.1ms以内の無瞬断で現場を止めない|短納期・工事不要

切替0.1ms以内UPS×可搬型CVCF
公共仕様に適合する“止めない”電源

医療機器、食品・トイレタリー製造、物流・コールドチェーン、通信・サーバ室――。「止めてはいけない」現場では、 瞬時電圧低下(瞬低)や瞬断が数ミリ秒でも発生すると、装置の再起動や工程のやり直し、温度逸脱による廃棄など、 大きな損失につながります。株式会社Reの可搬型大容量UPS×CVCF 『パーソナルエナジー・ポータブル(以下、PEP)』は、公共建築工事標準仕様書(令和7年版)に示されるUPSの基準に沿った 常時インバータ給電方式(切替時間0.1ms以内/1/4サイクル以内の基準)を満たす設計で、 無瞬断安定した電源品質(定電圧・定周波=CVCF)を、短納期および工事不要で現場に提供します。

切替時間0.1ms以内 1/4サイクル以内 CVCF(定電圧・定周波) 可搬 短納期/工事不要
PEPは「装置/ブロックの島守り」から導入でき、既設の据置UPS・発電機とも役割分担で共存します。

製品ページは可搬型大容量UPS×CVCF『パーソナルエナジー・ポータブル(PEP)』へ。

よくある課題:瞬停・電源品質・温度管理が業務に直結

瞬停・瞬低が招く停止と再立上げ

  • 発電機の自動起動までの“数秒〜数分”の間にラインや装置が停止してしまう
  • 制御系やサーボ系がリセットし、再調整・工程やり直しで時間とコストが増加

電源品質の揺らぎによる誤動作

  • 電圧降下・周波数変動・高調波・ノイズ・突入電流で誤動作や品質ばらつきが発生
  • 接地・漏洩電流の取り扱いが装置仕様と合致せず、原因が曖昧なまま再発する

長時間化と温度逸脱のリスク

  • 冷凍・培養・陰圧維持・指令室など、数時間〜72時間の継続運転が必要なケース
  • 温度管理の逸脱が品質・安全・監査対応に直結し、信用とコストに影響

ログ・通知・証跡の不足

  • 温度や電源イベントの記録が残らず、説明責任や再発防止に活かせない
  • 異常の検知と初動が遅れ、気付いた時には手遅れになっている

これらは個別に見える課題ですが、根底には“止めない(無瞬断)”“品質を安定させる(CVCF)”“状況を見える化する”の3つが共通して存在します。

株式会社Reの解決:公共仕様のUPS基準に沿って、装置/ブロック単位で“確実な効果”を。

1) 常時インバータ×CVCF:切替0.1ms以内で無瞬断、品質も安定

PEPは常時インバータ給電方式の可搬型UPSです。バイパス→インバータ切替時間0.1ms以内という厳しい基準に適合する設計で、 瞬停・瞬低が発生しても装置側には無瞬断で給電を継続できます。さらに定電圧・定周波(CVCF)の出力により、 電圧や周波数の揺れ、高調波・ノイズ起因の誤動作を抑え、工程や装置の安定稼働に実務的な効果をもたらします。

2) 短納期および原則工事不要:現場を止めずに段階導入

可搬であるため、まずは最重要装置の前段や該当ブロックに「置いて繋ぐ」だけで導入できます。 長時間の停止調整や大規模工事を避けられ、短納期そして工事不要で対策を開始できます。 効果を確認しながら範囲を広げる段階導入が可能です。

3) 既設設備と役割分担(A/B二重化・STS・発電機)

据置UPSや非常用発電機とは競合ではなく補完関係です。PEPは「瞬停と品質」を担い、 長時間は発電機や外部給電が担当。STS(無瞬断切替)やA/B二重化と組み合わせることで、保守や系統障害時も継続運用ができます。

4) 監視・通知・証跡:見守りPCにメールで通知

温度・電源イベントを継続記録し、異常時は見守りPCにメールで通知。監査・品質保証の説明責任に耐える証跡を残します。

業界別:どこにどう効くか(適用イメージ)

医療(透析・手術・画像診断・培養/保冷)

透析、手術関連機器、培養器・−80℃フリーザーなどに対し、装置直結または前段でPEPを適用。 無瞬断とCVCF出力により、誤動作や再起動の発生頻度を抑え、検体・温度管理のリスク低減に寄与します。

食品・トイレタリー(充填・殺菌・包装・検査)

連続プロセスの停止は廃棄・洗浄・再立上げを招きます。該当ブロックの前段でCVCF給電とし、 ライン停止の抑制、歩留まり・安定稼働時間の改善に実務的な効果が期待できます。発電機連携で停電継続にも対応。

物流/コールドチェーン(AS/RS・WMS・冷凍/冷蔵)

自動倉庫・WMS/ネットワークは短い瞬断でも復帰に時間を要します。サーバラックやPLCの前段にPEPを挿入し、 無瞬断・安定給電とします。冷凍/冷蔵は温度逸脱がクレームに直結するため、発電機立上がりまでをPEPが橋渡しし、 監視・通知で初動を早めます。

ICT/自社サーバ室(AI/演算/ネットワーク)

ラック単位の負荷増大で既設UPSの余力が不足する場合、最重要ラックにPEPを追加し段階的に冗長化。 STS併用で保守や移設の自由度を高め、稼働率を安定的に維持します。

PEPと他方式の位置づけ(要点早見表)

比較軸 PEP(可搬UPS×CVCF) 据置オンラインUPS 医療用UPS(小〜中) 可搬蓄電(ポータブル)
可搬性/工事 可搬「置いて繋ぐ」で短納期/工事不要 据置・盤改修が前提になりやすい 据置寄り(カート化で移動可) 可搬性は高い(工事不要)
無瞬断 常時インバータで無瞬断 常時インバータで無瞬断 無瞬断(容量は小〜中) 単体では満たさない機種が多い
電源品質(CVCF) 定電圧・定周波の安定品質 CVCF相当の品質 装置単位では有効(時間は短め) 機種差が大きく、要確認
切替時間(基準の目安) 0.1ms以内/1/4サイクル以内(常時インバータ基準) 0.1ms以内/1/4サイクル以内(同左) 装置保護中心(容量は小〜中) 1/4サイクル or 10ms以内が多い(方式による)
適する場面 装置/ブロックの島守り、発電機の橋渡し 電源室〜フロア全体の“面守り” 規格重視の医療装置に限定導入 仮設/移動/簡易的バックアップ
意思決定のしやすさ 小さく始めて効果確認→横展開 工事・停止調整で重くなりがち 院内承認は通しやすいが時間短 導入容易だが要件充足は個別

※切替時間の数値は公共建築工事標準仕様書(令和7年版)に示された基準の抜粋/要約です。個別機種・構成により異なるため、実機検証で確認します。

Before/After:導入後に期待できる主な効果

Before:よくある状態

  • 雷・台風・切替時に装置が停止し、復旧に長時間を要する
  • 誤動作の原因が曖昧で、対策効果の検証ができていない
  • 温度・イベントの証跡がなく、監査や取引先説明に苦慮する

After:PEP×CVCF適用後

  • 無瞬断かつ安定給電で、装置停止/誤動作の発生頻度が実務的に減少
  • ログに基づく原因分析と再発防止、計画保全の実行
  • 異常時の迅速な通知と記録で、監査・取引先対応が円滑

費用対効果の考え方

「停止1回あたりの損失(廃棄・人件費・再立ち上げ時間・機会損失)」と「対策費」を同じ土俵で比較します。 最重要装置1台の停止が年に数回あるだけでも、PEP導入の費用対効果が成立するケースは多く、 まずは装置/ブロック単位で開始し、効果を確認して横展開するのが合理的です。

導入ステップ:現場を止めず、短納期で成果へ

1. ヒアリング

装置の定格・起動電流・接地、現行系統(A/B・発電機/ATS/STS)や目標バックアップ時間、設置条件を確認します。

2. 本実装

装置直結/ブロック前段/STS連携など、現場に合わせて本実装。移設や拡張も容易です。

3. 監視・通知・証跡

見守りPCにメールで通知を設定。温度・イベントの月次レポートで、監査・改善活動を継続支援します。

よくあるご質問

Q. 公共仕様のUPS基準と整合していますか?

A. はい。PEPは常時インバータ給電方式(切替時間0.1ms以内/1/4サイクル以内の基準)を満たす設計です。個別装置の要件に合わせ、実機で確認します。

Q. 長時間運転はどう担保しますか?

A. PEPは瞬停対策と電源品質を担当し、長時間は発電機/外部給電と役割分担します。STSやA/B二重化と組み合わせ、継続性を高めます。

Q. 工事が難しい環境でも導入できますか?

A. はい。可搬のため短納期および工事不要で導入できます。配線動線・固定・放熱・耐荷重など安全面を事前に確認します。

Q. 据置UPSや発電機が既にあります。PEPは必要ですか?

A. はい。PEPは装置/ブロックの“島守り”に適し、瞬停の解消と電源品質の向上に直接的な効果があります。既設設備と補完し合うことで、安定度が一段上がります。

製品ページ(内部リンク)

可搬型大容量UPS×CVCF『パーソナルエナジー・ポータブル(PEP)』の詳細は こちらの製品ページをご覧ください。仕様・設置要件・事例・資料一式をご用意しています。

外部リンク(参考/出典)

※基準値は引用元に基づくもので、実装時は対象装置・構成に応じた実機検証で確認します。

まずは“最重要装置”から確実に。短納期・工事不要で、止めない現場へ。

いきなり全体最適を目指すより、最重要装置/ブロックから丁寧に始める方が効果は明確で、社内説明も容易です。 PEPは切替0.1ms以内という厳しい基準に沿った設計で、可搬・CVCFの特性が“現場で実感できる安定稼働”に直結します。 私たち株式会社Reが、診断から導入・監視・保守まで一気通貫でご支援します。

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